自作弓角(その53):弓スノ作成工程(第3回)

sunoken

2011年06月21日 00:17

さて、弓スノ作成工程もいよいよ最終回です。
(のんびり書くと言いながら超ハイペースです 笑)

では早速いきましょう!!



第3回目の今日は、
⑦装飾
⑧コーティング
⑨仕上げについて記載します。


⑦装飾
これまでに色々なパターンの装飾を施してきましたが、
最近はジュエリーシリーズに使っている装飾パターンがお気に入りです。

もうお気付きだと思いますが、
作成工程説明のサンプルに使っている【ピンクホログラム+グロー+オーロラ】は、
ジュエリーシリーズの【ピンクサファイア】とほぼ同じです。

弓スノの裏面が、
ホログラム(ウロコ柄とのツートン)なら【ピンクサファイア】
グロー+オーロラなら【ピンクホログラム+グロー+オーロラ】
です。

また、以前は弓スノの表面、裏面の双方にシールを貼ったり、
色を塗ったりしていましたが、現在は【全て裏面】に装飾を施します。

[裏面に装飾を施す理由]
・表面に貼っていたシールを裏面の1番目に貼れば同じカラーリングになる。
・表面を無地(透明)にすることで光の屈折により裏面のカラーがより輝き引き立つ
・劣化しにくくなる(塗装する面積を最小限に抑える)


前置きが長くなりました。


最初に【ハリミツ E-42H クリアホロ】を貼ります。




クリアホロを貼ったら、その上を【マッキーピンク】で塗り塗りします。



ここで、マッキーの色を変えれば別パターンの弓スノに!
青・・・ブルークリスタル
緑・・・エメラルド
赤・・・ルビー
黒・・・ブラックダイヤモンド
無色・・・ダイヤモンド


マッキーで色を塗ったら、ホログラムシルバー(100円SHOPなどで購入可)を貼ります。




更にグローを重ねて貼ります。
僕が最近使っているグローは【α-FLASH009】です。



ここで、グローの代わりに【ウロコ柄ホログラム】を細く貼って
ホログラムをツートンにすれば、ジュエリーシリーズになります。


最後に【ハリミツ E-42A クリアオーロラ】を貼ります。




シール貼り(塗装)はこれにて完了です。


最後に【YO-ZURI ワームカット(グロー)】を短くカットして、
針の付け根に瞬間接着剤で固定すれば塗装工程は完了です。
(ワームカットの有無はお好みでどうぞ・・・)




⑧コーティング
塗装が完了したらウレタンのプールに沈めてコーティングです。

今現在使っているウレタンはこれ。


これが3つ目(3種類目)のウレタンですが、
【TOHOさん】のウレタンはなかなか調子が良いですね。
ウレタンは使い始めたそのタイミングから【硬化】が始まるので、
無駄なく使い切るためには【小さいサイズの物】の購入をお奨めします。
ちなみに、僕が今使っているのは130mlです。


弓角の針をペンチで掴んでウレタンのプールに沈めたら、サクッと抜き上げてください。
弓角に付着した余分なウレタンを元ビンに戻してはいけません。
かつ、すぐ蓋をしめてください。
これが、ウレタンを硬化させずに長持ちさせるコツです。

元ビンに蓋をしたら、
余分なウレタンはティッシュ、キッチンペーパーなどに吸い込ませて取り除きます。

余分なウレタンが大量に付着していると乾燥する際に
弓角の先端にウレタン(水滴)が溜まって丸く固まります。

使用しているウレタンによって異なりますが、
ウレタンが完全に固まるまで、干して待ちましょう。



ウレタンには【乾燥時間(表面が乾く時間)】と、
【完全硬化時間(完全に乾燥して硬化し強度が出る時間)】の2種類があります。

完全硬化時間が経過するまで待ちます。


⑨仕上げ
ウレタンが完全に乾燥したら、再び0.8mmのドリルを使用して
ウレタンで塞がったリーダー用の穴を開けなおします。

これを忘れると、サーフでリーダーが通せずに悲惨な結末を迎えます




あとは気分(好み)で、アイ(目玉)を付けることもあります。

これで、弓スノ作成は完了です。






全3回にわたって弓スノ作成手順を公開してみましたが、
いかがでしたか?

少しでも皆さんの弓角作成に役立ってくれれば、これ幸いです。

これからも弓スノ作成に精進していきますので、
今後ともよろしくお願いします。
m(_ _)m


さーて、作成手順の公開が一段落したから、
次は第3回プレゼント企画かなぁ(爆)


あなたにおススメの記事
関連記事